歩きやすい服装にしていますか?
上手に歩けるようになるためには、動きやすい服装をさせることも大切です。「うちの子はおすわりやハイハイは上手だけど、まだ歩いてくれない」と思っているママで、冬だからカゼが心配と厚着をさせたり、すぐに成長するからとサイズが大きい服を着せている人はいませんか?
また、「まだ着られるからもったいない」ときつめの服を着せるのも、赤ちゃんが歩くためにはマイナスになります。
ヨチヨチ歩きを始めるころの赤ちゃんには、えり・そで・足首の動きを妨げないサイズで、全身運動をしやすい上下に分かれた服を着せてあげましょう。転んでも大丈夫なように、伸縮性があってボタンや飾りの少ない服がオススメです。冬は、保温性の高い素材を選んでできるだけ厚着にならない工夫を。
また、この時期、汚れるのを嫌がって「あれしちゃダメ!」「そっちに行かないで!」と言いたくなる高価な服は向いていません。子どもの成長にとっては、行儀よくすることよりもたくさん運動することが大事。汚れてもいい洗濯しやすい服を着せましょう。
積み木を与えてみましょう
まだ積み木を持っていないようなら、そろそろ与えてみては? これまではせいぜい両手に持って打ちつけるくらいしかできませんでしたが、この頃になると積み木を重ねて積んだり、横に並べたりすることができるようになってきます。最初は2つ程度ですが、だんだんにたくさん積めるようになります。
上手に積み重ねられないうちは、親がいくつか積んであげて子どもに崩させる遊びをしてみるのもいいでしょう。そのうちに、自分一人で積んだり崩したりするようになるでしょう。
TVにお守りさせていませんか?
TVの幼児番組がかかると、夢中になって見入っている子はたくさんいます。映像も音も歌も、子どもが好むように緻密(ちみつ)に考えられていますから、子どもがジーッと見るのも当然でしょう。親からするとしばらくの間、子どもがおとなしくしてくれる貴重な時間ですが、ラクだからとTVにばかりお守りをさせるのは感心しません。
TVからいくら声が出てきても、しょせんは一方的なコミュニケーション。子どもが話しかけることはできませんし、子どもの話しかけに応じて答えてくれるわけでもありませんね。
とくに言葉は、人と人とのコミュニケーションが育てていくもの。子どもが何か話したい素振りをしたら、「なーに?」と問いかけ、「ワンワン」と言ったら、「ワンワンかわいいね」などと相槌を打つことで、言葉が発達していきます。1日のうちのごく短い時間、TVやビデオを見せるのは悪くありませんが、重宝な子守だからと親とのコミュニケーションの時間が減るのは困ります。