おやつはどんなふうに与えるとよい?
「おやつ」というと大人はつい甘い物と思いがちですが、1歳代の子どもに与えるおやつは、補食といって食事ではとりきれない栄養や食事量を補うのが目的です。チーズやヨーグルトなどの乳製品、お好み焼きやおイモなど主食代わりになるもの、ビタミン類や水分の補給になる果物など、その子の食事内容を考え、栄養バランスを整えるのにふさわしい食べ物を与えてください。
もちろん、食べる楽しみとして時々お菓子をあげてもかまいませんが、太りぎみの子どもには、ケーキやクッキー、チョコレートや菓子パンなど甘くて糖分が多く、カロリーも高い物はなるべく与えないほうがいいでしょう。糖分の多い果物、100%果汁なども案外にカロリーが高いので、本来の食事量に響かないように与えすぎに気をつけましょう。
この他、おやつを与える時の注意は、
- ★時間を決めて与える
- ★食後は水やお茶を飲ませて虫歯を防ぐ
- ★スナック菓子など既製のお菓子はなるべく与えない
けじめをつけずに、欲しがる時に欲しいだけおやつを与えていると、本来の食事をきちんと食べなくなってしまいますから、時間を守ること、おやつはお皿に入れて与え、「これでおしまいネ」と量を制限することも大事。また、手作りにこだわりすぎる必要はありませんが、市販のお菓子を与える時は製品の鮮度や内容(食品添加物や糖分・塩分の濃さなど)をチェックしてから与えましょう。
歯みがきを好きにさせるには…
1歳6ヶ月になると、初めての歯の健診もあります。それまでに、できれば家庭でも歯みがきの経験をさせておきましょう。
初めての歯みがきは、子どもには「何だこれ?」という体験になるはず。スプーンというものを口に入れることに慣れたのに、それとはまた違うブラシのようなものをくわえて、まだ生え揃っていない歯と歯ぐきをゴシゴシするのですから、不快に感じても無理はありません。なかには、口をアーンと開けることさえ嫌がる子も。
歯みがきを好きにさせるには、体験させる前にまず絵本やTV番組の歯みがきシーンを見せて慣れさせておくことも効果があります。
まだ自分でみがくことはできないので、ママのひざに顔を乗せてみがいてやりますが、眠い時などはぐずるので機嫌のいい時間を選びます。夕食後が理想的ですが、最初のうちは時間帯を気にせずに。ブクブクうがいは無理なので、最後にお水をゴックンと飲ませます。
あわせて、歯ブラシを口に入れることに慣れるように、歯ブラシを手に持たせて「お口に入れられるかな?」などと声をかけながら、遊びの雰囲気で口にくわえさせてみましょう。ただ、歯ブラシをくわえたまま走り回って転び、ケガをしないように気をつけます。