妊娠・育児大百科

妊娠月・子どもの月齢ごとに、知りたい情報をギュッと集約。発育発達、母体の変化、今やるべきことetc.わかりやすく解説!

生活のリズムを整えましょう

1日の流れをつくってみましょう。

幼児食にも慣れてきたし、運動量も増えて夜もよく眠るようになってくるころです。これまでパパの帰宅に合わせるなどして、子どもの夕食や寝付く時間が遅くなっていた家庭では、できるだけ子ども中心の生活リズムにするようにしましょう。

というのは、歩いたり走ったりして、昼間体をよく動かすようになると、パパの帰りを待てないほどおなかがすきますし、眠くなってくるもの。親子一緒の夕食タイムやパパとの遊び、一緒のお風呂ももちろん大切ですが、子どもには昼間いっぱい外遊びをするのが一番大切なこと。パパと一緒の夕食やお風呂は休日の楽しみにとっておいて、普段は子ども中心の生活リズムにするようにしましょう。

朝比較的早く起きて、日中たくさん体を動かすようになると、食事、おやつ、入浴、睡眠の時間はだいたい決まった時間にコントロールできるようになります。一般的な例をあげると、朝は7~9時に朝食、10時ごろにおやつ、12時前後に昼食、午後3時頃におやつ、6~8時くらいに夕食、その後入浴して就寝という生活リズムになります。お昼寝は、この合間に午後の1回か午前と午後の2回ですが、子どもによっても、日によっても昼寝の時間は違うでしょう。

できるだけ子どもに無理のないリズムで生活させるほうが、きっと体も心も伸び伸びと発達することでしょう。

甘えたがる時は十分に甘えさせましょう

子どもの世界が広がり、何でも自分でしたがったり、親にも反抗的な態度をとり始めるこのころは、子どもがどんどん自立しているようにママには感じられるはず。けれど、体や行動は幼児らしくなってきていても、心はまだまだ「赤ちゃん」の部分が残っています。むしろ、少々背伸びしている分だけ、ママにたっぷりと甘えたい気持ちがあふれてくることがあります。

たとえば、保育園に通園している子どもの場合、今までは平気でママに「バイバイ」できたのに、別れる時に大泣きしたり、登園を嫌がったりすることがあります。家庭にいる子どもでも、ママが別の部屋に行こうとすると「イヤイヤ。こっち」と、一人になるのを嫌がって自分が遊んでいるほうに連れて来たり、体にまとわりついてきたりします。夜も、ママに添い寝してほしがる子がたくさんいます。

子どもは、いつもママに甘えられるという安心感をベースにして、世界を広げながら成長していきます。ですから、子どもの成長過程である甘えの気持ちを十分にくみとって、甘えてきた時にはしっかり受けとめるようにしましよう。甘えたい時にちゃんと甘えることができると、心が満たされて落ち着くので、ワガママやかんしゃくは少なくなるもの。

また、自己主張が強くなり、叱ることも多くなりますが、きつく叱った後はフォローを忘れずに。抱きしめたり、遊んだりして「悪いことは叱るけど、あなたのことは大好き。かわいくってたまらない」というメッセージをはっきりと伝えてあげてください。

  • 1歳8ヶ月
  • 1歳10ヶ月