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妊娠・育児大百科

妊娠月・子どもの月齢ごとに、知りたい情報をギュッと集約。発育発達、母体の変化、今やるべきことetc.わかりやすく解説!

肩こり対策には毎日の体操を

ある整形外科医の試算では、じっと両腕を下げているだけでも、首から肩にかけて18kgもの負担がかかっていることになるそうです。ところが、育児中のママは、どんどん重くなる赤ちゃんを抱きあげたり、おぶったり……。首も肩も酷使されていて、肩こりに悩むママが大勢いるのも当然ですね。

生まれたばかりで赤ちゃんが小さい時は、首の座らない赤ちゃんを抱くのに慣れなくて、緊張から肩がコリコリというママが多かったのですが、生後8ヶ月にもなると、ずっしり重い赤ちゃんの体重がママの肩に大きな負担をかけます。

なかには、五十肩のように肩が回らない、首が回らないなど重症になるケースもありますから、肩こりは早めに解消するようにしましょう。

肩こり対策には、筋肉疲労を早めに解消する「安静」が第一。1日に何回となく、肩を上下させたり、肩関節を前、後ろとグルリグルリと回して、血行をよくします。肩の筋肉を丈夫にすることも大切です。育児に忙しいママが簡単に実行できるのはテレビ体操。NHK総合テレビや教育テレビで1日に数回放映していますから、それを見ながら体操をしてもいいし、ビデオにとって手があいた時にしてもいいでしょう。

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腰痛を解消する体操を



腰痛解消には体操を。腰の筋肉を伸ばすようにゆっくりと。

赤ちゃんを抱きあげたりの動作を繰り返すと、肩同様に腰にもかなりの負担がかかります。産後は慢性の腰痛に悩まされるママも多いのですが、肩こりと同じように、早めの対策が大事です。

腰痛対策のひとつは、腰に負担のかからない動作を心がけること。もうひとつは、腰痛解消体操などを積極的に実行することです。

腰の筋肉へ無理な負担がかかるのが腰痛の主な原因です。赤ちゃんを抱く時は、腰を伸ばしたままの姿勢で抱かずに(ギックリ腰の原因にもなります!)、ひざを床について抱きあげるようにします。

腰痛解消体操にはいろいろありますが、共通する基本は腰の筋肉をよく伸ばすことです。両足を肩幅ぐらいに開いて立ち、ひざを軽く曲げて手のひらが床につくように、上半身を前屈します。この時に、腰の筋肉がよーく伸びるようにします。次に、両手を腰に当てて、上半身をゆっくり後ろに倒します。この前後に曲げる動作だけでも、腰痛解消にかなりの効果があります。

肩凝りにも腰痛にも効果的なのが、ゆっくりぬるめのおふろに入って、全身の血行をよくし、筋肉のこりをほぐしながら精神的にもリラックスすること!
赤ちゃんの入浴はパパにまかせて、ママはリラクゼーション効果のあるラベンダーなどのアロマオイルをお湯に入れ、アロマテラピー(芳香療法)を楽しんではどうでしょう。

  • 産後7ヶ月
  • 産後9ヶ月