Loading

妊娠・育児大百科

妊娠月・子どもの月齢ごとに、知りたい情報をギュッと集約。発育発達、母体の変化、今やるべきことetc.わかりやすく解説!

仕事の再開に向けて準備を

<産後休暇の目安>

働くママは出産後8週間のお休みをとれます。
医師の許可があれば6週間後から仕事を再開できます。

働くママの職場環境はさまざまです。出産休暇には産前休暇と産後休暇がありますが、産後休暇は出産と同時に8週間とることができます。もっと早く復帰したい場合には、産後6週間以後に医師の許可を得て復帰することになります。育児休業をとらずに、産休明けと同時に仕事を再開するママの場合は、通勤や勤務時間に合わせて、生活リズムを整えていきましょう。

体型が妊娠前に戻っていないママは、インナーもアウターも妊娠前より1サイズ上になるでしょう。「はいらない!」とあわてないように、妊娠前の洋服を試着してみましょう。母乳育児中のママは、1日の授乳スケジュールも考えないといけませんね。職場での搾乳(さくにゅう)時間や母乳の保存の仕方などは、職場の先輩ママのアドバイスを活用するといいでしょう。職種にもよりますが、職場環境に合った洋服で、合わせて授乳しやすい洋服を準備しましょう。

母乳の冷凍パックや保冷バッグなどは早めに準備して、使い方を練習しておくといいでしょう。

尿失禁が気になる時

くしゃみや咳をして下腹に力が入ると、尿が少量もれることがあります。お産の時に活躍した骨盤底筋群の疲労が主な原因です。

産後、尿失禁を経験する人は多く、3人に1人ぐらいが経験するともいわれています。骨盤底筋群を鍛える体操を積極的に実行して、尿失禁を防ぎ、早めになおすようにしましょう。

骨盤底筋を鍛えるには、尿道、腟、肛門の周りの筋肉に力を入れてキュッと引き締めます。秒針のある時計を見ながら、秒針が12時を指したら10~15秒間引き締めます。その後はゆるめて、秒針が12を指したら、また10秒間ぐらい引き締めます。1日に10~15回、つまり10~15分間繰り返します。手を肛門のあたりに当てながら力を入れてみると、きちんと引き締まっているかどうかがわかります。

市井紗耶香プロデュース!産後尿もれをケアする骨盤サポートショーツ[PR]

月経が再開するママもいます

月経の再開時期には個人差がありますが、早い人では、産後2ヶ月で月経が来ることがあります。また、ミルクのママのほうが、母乳を授乳中のママより早く再開します。母乳育児中のママの場合、母乳を作るプロラクチンというホルモンが排卵を抑えるために、月経の再開が遅くなります。ただし、産後2ヶ月以後になると、授乳中でも月経が再開することがあります。授乳中の人のおよそ5人に1人ぐらいは、産後10週ごろで月経が再開するそうです。

普通、月経は排卵があってから2週間後に始まります。つまり、月経が一度も来ていなくても、もし、排卵とセックスのタイミングが合うと、妊娠する可能性があるのです。産後のセックスは、再開の最初から避妊するほうが安心です。

  • 産後1ヶ月
  • 産後3ヶ月