離乳食を自分で食べたがったら
食事の時には、ママが持っているスプーンに手を出して自分で握って食べようとしたり、手づかみで口に運ぼうとしたり、食べずに手でコネたりするようになります。食事がはかどらないし、食卓は汚れるし、こぼすし、ママはうっとおしいかも。
自分で食べたがるのは、赤ちゃんに何でも自分でしたい欲求が出てきたため。禁止しすぎると赤ちゃんの意欲に水をさしてしまうので、ある程度の食べこぼしは覚悟してスプーンを自分で持たせてみましょう。手で食べられるようにサンドイッチや野菜スティックなどを食卓に用意してもいいでしょう。食卓中をかきまわされないように、食べ物をいくつも同時に並べずに、一皿ずつ食べさせていくのも賢いテクニック。
上手に食べられないと怒ってかんしゃくを起こす赤ちゃんも。ママは急にわがままになったと思うでしょうが、これも自己主張できるようになった赤ちゃんの心の成長です。ママがスプーンで食べさせ、それでも遊び食べをする時には、もうおなかがいっぱいになっているのですから、思いきってサッサと片付けてしまいましょう。
食べこぼし対策で簡単にできるのは、テーブルの下に新聞紙などを敷くこと。食事の後で紙をクルクル巻いて捨てればOK。
離乳食が進まない時は調理を工夫しましょう
離乳食が進んでいない赤ちゃんの場合、2回食から3回食に進んだらあまり食べないということも多いものです。その場合には2回食のまま、しばらく様子をみてもいいでしょう。
なかには急に食べ物の形が固くなって食べづらいこともあります。歯ぐきでつぶせる程度かどうか、調理の形を確かめましょう。離乳完了の目安は12~18ヶ月ぐらいなので、まだ十分余裕があります。焦らずに2回食をしっかり食べられるようになってから3回食にするといいでしょう。回数を多くするよりおいしく楽しそうに食べることが大切です。離乳食後は、母乳またはミルクをあげます。
また、離乳食とは別に、母乳は赤ちゃんの欲するままに、ミルクは1日2回程度あげましょう。9ヶ月以降は、鉄が不足しやすいので、赤身の魚や肉、レバーなどを取り入れましょう。
絵本を見せたり音楽を聞かせたり
まだ物語を理解することはできませんが、動物や食べ物、乗り物などの絵が中心の絵本なら、赤ちゃんは十分に楽しむことができます。絵は大きくてシンプル、色彩がはっきりしているといいでしょう。絵本を開いて、「ワンワンね」「ブーブーだ」などと話しかけると、赤ちゃんもママの口真似をします。
だんだんお気に入りの絵本ができてくると、「ブーブー」「ワンワン」などといって、ママに読んでとせがむようにもなります。