離乳食の食べる量は赤ちゃんにまかせて
この月から離乳食を始める赤ちゃんもいるでしょう。離乳食の食べ方や量には個人差が大きいものです。どんどん新しい味を受け入れる赤ちゃんがいる一方で、好き嫌いのはっきりした赤ちゃんもいます。たくさん食べる赤ちゃんもいますし、ちょっぴりしか食べない赤ちゃんもいます。同じ赤ちゃんでも日によって食べたり食べなかったりとムラがあるもの。
小食だったり、日によって量にムラがあると、ママは離乳食がスムーズに進まないのではと心配になるでしょう。でも、離乳食は赤ちゃんの成長に合わせて、ゆっくり進めていくのが基本。とくに初期は、スプーンも食べ物の形や味も、すべてが赤ちゃんにとって初めての経験。慣れるにはそれなりの時間がかかるので、赤ちゃんの様子を見守りながら焦らずに進めていきましょう。
- ★トロトロやベタベタなど調理の形をきちんと守っている。
- ★離乳食専用の平らなスプーンで与えている。
- ★1日1回ほぼ決まった時間にあげている。
- ★薄味にしている。
- ★ママはリラックスしながら食べさせている。
など、初期の離乳食の基本的な注意を守っているのなら、食べる量は赤ちゃんにまかせてあまり神経質にならないようにしましょう。
赤ちゃんと遊んであげましょう
6ヶ月頃になって初めて赤ちゃんが熱を出すと、昔は「知恵熱が出た」などといいました。現在では知恵がついたせいで熱を出すわけではなく、風邪などのウイルス感染症などにかかるのが主な原因とわかっています。でも、実際、6ヶ月頃になると赤ちゃんの知恵づきは目覚ましく、ママやパパが赤ちゃんと一緒に遊べるコミュニケーションの幅が広がってきます。
昔からあって、赤ちゃんが大好きな遊びが「いないいないばあ」です。仰向けに寝ている赤ちゃんの顔にタオルやガーゼをかけ、「いないいない」と声かけしてから、すぐにはずして「ばあ」とママの顔を見せてあげます。ママの顔をタオルや両手でかくして「いないいない」、はずして「ばあ」をしてもいいでしょう。
赤ちゃんはいったん消えたママの顔をすぐに見つけて、キャッキャッと笑顔を見せて喜びます。赤ちゃんが「いないいないばあ」を喜ぶようになるのは、短い間ならママの顔を記憶して、ママの顔がすぐに現れるだろうと期待したり、予測したりする力がついてきた証拠なのです。
6ヶ月健診で気がかりを相談しましょう
乳児期に公費で受けられる健診の回数や時期は自治体によって違います。この時期、自治体の健診がない場合も赤ちゃんの成長を確かめる意味で、小児科医の健診を受けるのが理想的です。健診では身長・体重の他、運動発達、目や耳の様子、栄養状態などをみてもらいます。
6ヵ月健診の内容
- 寝返りの状態(発達をチェック)
- おすわりの状態(発達をチェック)
- 耳や目の様子
- 栄養状態
- 身長や体重などの身体測定
など...