妊娠・育児大百科

妊娠月・子どもの月齢ごとに、知りたい情報をギュッと集約。発育発達、母体の変化、今やるべきことetc.わかりやすく解説!

子宮の大きさ/鶏卵の約1.5倍(妊娠7週末)

体に現れるいろいろな兆候

★妊娠すると月経が止まります。
月経周期が規則的な人は、予定月経が1週間以上遅れたら、妊娠と思っていいでしょう。ただし、女性の体は精神的なストレスや環境の変化の影響を受けやすいので、妊娠以外にも月経が遅れることはよくあります。

★基礎体温は高温相が続きます。
基礎体温が低温から高温に移行して、高温が3日以上続くと排卵があったとわかります。そのまま高温が14日以上続いた時は、妊娠と思っていいでしょう。

★便秘と眠気が強くなります。
妊娠後はホルモンの影響で、便秘になったり眠くなったりします。体が熱っぽくだるくなったり、乳首の色が濃くなって敏感になったりするのもホルモンの影響です。

★つわりが始まる人もいます。
早い人では妊娠4週ごろ、普通は妊娠5~6週ごろからつわりが始まります。おなかがすくと吐き気を感じたり、吐いたりします。つわりはモーニングシックネスといわれ、朝起きて一番空腹の時に吐き気を感じるのが特徴です。

妊娠検査薬で妊娠かどうかを調べる



「妊娠かな?」と思ったら、まずは妊娠判定薬でチェックしてみては。

月経周期が28日と規則的な人の場合には、最終月経が始まった日から数えて4週間目(受精から2週間目)以後、つまり、月経が4~5日とか1週間遅れたころに、妊娠検査薬を使うと、妊娠かどうかがわかります。

妊娠すると、hCG(ヒト絨毛<じゅうもう>性ゴナドトロピン)というホルモンがつくられ始めます。このホルモンは、妊娠した瞬間から大量に分泌されるわけではなく、時間がたつにしたがってじょじょに増えていき、尿の中にたくさん排出されてきます。市販の妊娠検査薬は、尿中のhCGを測るもので、とても精度が高いので、病院に行く前に自分で妊娠したかどうかを知りたい時には最適の方法です。

1日も早く診察を受けましょう

市販の妊娠検査薬の場合、妊娠は判定できますが、子宮外妊娠などの妊娠異常をチェックすることはできません。妊娠初期には、流産の心配もあります。ですから、妊娠が疑われたり、検査薬が陽性の時には、1日も早く産婦人科を受診しましょう。

産婦人科では尿検査や、必要な場合には血液検査で、妊娠を診断します。あわせて、ほとんどの病院では超音波検査で妊娠の確定診断を行っています。超音波検査では、妊娠4~5週(月経が1~2週間遅れた段階)で、妊娠の確定診断ができます。また、妊娠5週には、子宮の中に着床していることを確認できるので、子宮外妊娠ではないとわかります。ただし、月経周期や排卵時期には個人差があるので、もう少し後にならないと診断がつかないこともあります。

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