妊娠・育児大百科

妊娠月・子どもの月齢ごとに、知りたい情報をギュッと集約。発育発達、母体の変化、今やるべきことetc.わかりやすく解説!

腕の力、足の力がますます強くなってきます

中身の入っているびんやペットボトルを持ち上げたり、ママが買い物した袋を引きずってみたり……。こんな小さな体でよくできると驚くくらい、腕の力がついてくる時期です。今まで「これは重いから動かせないはず」と考えていた家電製品やOA機器、椅子やテーブルなども、気がつくと元の位置からずらしていることがありますから注意しましょう。

また、足の力もずいぶんついてきて、踏台に乗って高いところにある物を取ったり、すべり台に一人で上って降りるといったことができるようになってきます。ハイハイスタイルで階段を上り降りするのが上手になりますし、ママが片手を引いてあげれば、歩いて階段を上ることもできるでしょう。

これまで以上に行動パターンが増えるにしたがい、事故の心配も増えてきます。階段では何かの拍子に足をすべらせることもありますし、すべり台は他のことに気をとられて手を離したすきに落ちる心配も。まだまだ、ママが見守っていないといけない時期です。

また、タバコや薬など、高いところに置いたから安全と思っていたのに、手が届くようになって思わぬ誤飲事故につながったりします。 この時期の発達スピードはとても早く、「ウチの子はまだ……」とママが思っている子でも、アッと言う間にできるようになることが多いので、くれぐれも油断しないようにしましょう。

歌に合わせて声を出したり、踊ったりする子も

歌に合わせて踊ったり、声を出したりするように。

1歳代の後半になると、音感も発達してきます。TVの幼児番組で歌がかかるとそれに合わせて歌うような声を出したり、踊りや体操をやっていると一緒に体を動かして楽しむ子どもが多くなるでしょう。

子どもが歌を歌いたがる様子が見えたら、ママもたくさん歌を歌ってあげてください。童謡のCDを聞かせたり、ビデオを見せたりするのもいいですが、やっぱりママが一緒に歌ってくれるのが子どもには一番の楽しみです。「犬のおまわりさん」や「チューリップ」など、ママが知っている歌をテレずに子どもと一緒に声を出してみて。何度も一緒に歌ううちに、ママがどうやって口からいろいろな音を出しているのかがわかるようになり、歌の言葉の発音もしっかりしてきます。そのうちに、一人でも歌えるようになるでしょう。

また、歌だけでなく幼児向けの踊りや体操も、子どもがしたがったらママも一緒にトライしてみては? TVに映る体操を見るだけより、ママが目の前で動いてみせるほうが子どもは楽しく体を動かせるでしょう。

ママと一緒に歌ったり、体を動かしたりすれば、雨の日には室内での楽しい遊びになって、子どもの外遊びができないストレス発散にも役立ちます。

  • 1歳7ヶ月
  • 1歳9ヶ月