階段を一人で上がれるようになるので要注意!
椅子やテーブルなどの上によじ登ったり、ハイハイの要領で両手をつきながらスタスタスタ……と階段を上れるようになるのもこのころです。テーブルの上に乗って立てると、うれしくて足をトントンしたりしますが、さて降りるのはまだできません。階段をスタスタ上ったのはいいものの、途中で怖くなって泣いたり、降りるに降りられずに泣いて助けを求めたりします(降りられるようになるのは1歳9か月くらいになってから)。
怖いのは、転落事故。とくに階段の上から落ちると大きなケガに結びつきかねません。子どもは好奇心が強く、階段があれば上ると肝に銘じておいください。また、昨日できなかったこと、しようとしなかったことを今日はするのが子どもの成長です。いつも子どもから目を離さずに、「降りられない」というSOSを見逃さないこと。階段への上がり口や降り口には早めに柵をつけるなどしましょう。
クレヨンでお絵描きにトライ
指先で物を上手につかみ、持ったまま動かせるようになるころです。紙とクレヨンを用意してあげると、なぐり描きで点や線が描けるでしょう。クレヨンをうまく持てないようなら、子どもの手の上からママが手を重ねて一緒に描いてあげても。<
親の使っている鉛筆やボールペン、シャープペンシルなどを見ると「ちょうだい」とねだって描きたがる子どももいますが、手にスッポリおさまって持ちやすい短い鉛筆を。ボールペン、シャープペンシルはまだ使いにくいし、先が尖っていて危ないでしょう。
最初は思うように描けないのが普通なので、大きめの紙を用意し、はみ出してもいいように紙の下に新聞紙などを敷くとグッド。
絵を描く楽しさを覚えると、ふすまや壁に落書きするのが大好きになります。子どもには描いていい場所かどうかはわからないので、ふすまなどにはあらかじめ模造紙を貼って被害を防ぐのが一番の対策。あるいは、お絵描きは必ず「ママと一緒に」という習慣をつけるようにしてもいいでしょう。描かれて困る壁などは、「ここはダメ!」ときちんと注意しましょう。
絵本も喜ぶようになってきます
そろそろ絵本にも興味を示し始める頃です。乗りものや動物など子どもの好きな絵や写真のある色彩豊かな絵本を。「ブーブー」「ワンワン」などが言える子では、絵本の中に見つけて指さすこともあります。まだ複雑なストーリーを理解するのは無理ですが、簡単な言葉遊びなら楽しむことができますから、桃太郎などのおとぎ噺の絵本もいいでしょう。たとえば桃太郎なら、「ドンブラコッコドンブラコ」などの繰り返しを喜びます。ママは絵本の文字全部を読まないといけないと思いがちですが、「ワンワンだ」とか「おサルさんだね」など簡単にアレンジしながら読んであげていいのです。