一人歩きを始める子どももいます
このころになると一人歩きを始める子どももいます。しかし、10ヶ月ごろに歩き始める子どももいれば、1歳3~4ヶ月になって、最初の一歩を踏み出す子どももいて、一人歩きを始める時期には大きな幅があります。なかなか歩かないとママを心配させる子どもの場合には、性格が慎重(ママには臆病と見えるかも)なケースがあります。ハイハイも伝い歩きも上手ですが、一人で歩く、その一歩の踏み出しに時間がかかるのです。何かにつかまっていた手をおそるおそる離して一人で立ったら、まもなく最初の一歩を踏み出すことでしょう。楽しみに待ってあげてください。
室内ではなるべく裸足にすると、立った時の安定感が増して、歩きやすくなりますし、歩き始めたばかりで転びやすい時には、裸足のほうがすべりにくいもの。寒い地方で冬に靴下をはかせたい場合には、すべりどめのついた靴下を選ぶといいでしょう。
手が器用に動かせるようになってきます
興味を持ったところには自由に行って、あちこち触りまくったり、扉を開けて中の物を取り出したりと、自由に使える手指で探索活動をする時期です。ママからすればイタズラに見えることをたくさんしますが、これも発達のうち。腹立ちをぐっと抑えて「指先でいろいろできるようになってよかったね」とプラス思考に切り替えてみてください。指先の動きは大脳の発達とも関わっていますから、よく手を動かす=頭にもよい刺激になる、と考え、危険のないイタズラなら大目にみましょう。
また、子どもは水遊びや砂遊びが大好きです。砂遊びをすると服がどろんこで汚れたり、遊びの後の手洗いもあるし、ママには手のかかることが増えますが、ぬれた砂をにぎったり、小石をつまんでバケツに入れたりすることは、指先の動きをよくすることに。
子どもが自然にやりたがる遊びには、その時期の子どもの発達を促すそれ相応の意味があるのです。晴れた日には外で自由に遊ばせてあげましょう。
ボール投げで遊びましょう
体の動きが自由になって、全身を使った遊びがしたくなってくるころです。とくにパパやママと一緒にするボール遊びを喜びます。
室内でのボール遊びには、皮やゴムのボールより布やウレタンでできたもののほうが安心。わざわざ買わなくても、新聞紙を丸めてボール代わりにするという手も。最初は転がして遊ぶことからスタート。パパやママのほうに転がし、相手が受けとめて返してくれるだけで子どもは満足します。だんだんに自分で投げようとしますが、最初は手を離す瞬間がよくわからなくて、後ろに投げたり、とんでもないほうへ飛ばしたり。「○○ちゃん、とってきて」と自分でボールを取りに行かせれば、一人歩きの練習にもなりますね。