|
これは嗜好と一緒。乗りたくないものに乗る必要はありません。
まず、この場合、「男の子だから三輪車に乗れなくちゃいけない、乗れて当然」という固定概念があるのではありませんか。たとえば女の子はお人形さんに興味があるのが普通でしょう、というような。しかし、この子は三輪車やブランコに乗ることに興味がないかもしれませんよね。また、三輪車に乗る方法として、ペダルをこぐという乗り方をしたくないかもしれない。これはごく普通のことです。食べ物の嗜好と同じと思ってください。カレーは好きだけど、塩辛はべつに好きじゃない。塩辛は、食べられなきゃいけないものではないでしょう。遊びも嗜好なんです。したくないものを、できないね、って言われても、したくないという意思が強ければできるものもできないのです。
大人や周囲がそのことにやっきになることのほうが、子どもの成長にとってよくないこともあるのです。
|