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廣戸聡一先生の育児相談室 廣戸聡一先生の育児相談室
  第1回
  Q1 先生の『子育て論』によると、「その子のタイプに合った抱き方がある」とのことですが、それはどうやって見つければいいですか? 
 
回答

親と子の間になるべく空間を作らず、密着感のある抱き方を探してください。

その子に合った抱き方とは、子どもにとって安心感があるというのが大前提です。では、安心感がある抱っことはどんな状態でしょうか。それは、子どもとお母さんの体とが密着している状態です。このときが一番、子どもにとって体のバランスがとれて安心できるのです。

抱き枕というのがありますね。大人でも抱き枕を腕や脚に絡めてピタッと密着して横になると、何もない状態よりもラクで、ホッとしませんか? これは腕や足、胴体と抱き枕の間に、隙き間を作らない状態が疲れなくて安定していることを示しています。つまり、密着するというのは、子どもとの間に中途半端な空間を作らないということ。子どもによっては胸側が密着するといいとか、または背中側が密着するといいとか、ベストな部分に違いがあるでしょう。

体のタイプは生まれつき4つに分かれる、とする僕の「4スタンス理論」でいえば、つま先に重心があるタイプは、みぞおちや肘、膝近辺に密着感が強くあると、安定するでしょう。また、かかとに重心があるタイプは首周りや脇、肩、骨盤周辺に密着感があると安定します。密着して安定する部分が人によってそれぞれ違うから、縦抱っこと横抱っこがあるのです。どっちの抱き方がいいか悪いか、という問題ではないのです。その子に合った抱き方が必ずありますから、いろいろ試してみてください。

子どもの力がフッと抜けたときが、安心して身を任せたという証です。その上で、お母さんも「これなら何時間でも抱いていられるわ」というラクな抱き方を探してください。これがその子にとってベストな抱き方なのです。
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