身長・体重のめやす
男の子は身長が62.6~71.4cm、体重は6.3~9.6kgぐらいに。女の子は身長が61.0~69.9cm、体重は5.9~8.8kgくらいになってきます。(数字は3%タイル値から97%タイル値で表示)
首や手足をよく動かせるようになり、力も強くなってくる時期です。それにつれて、赤ちゃんは体を自由に動かしたい欲求が強くなって、起きている時は狭いベッドに寝かせられるより、床の上にコロンと転がされて、十分に体を動かせるほうが喜ぶようになります。
体の動きが敏捷な赤ちゃん、どうも体の動きが鈍い赤ちゃんというように生来の個人差があり、月齢が進めば進むほど、運動発達にはかなり個人差が出てくるものですが、その一方で、寝返りなどはママやパパのちょっとした手助けや工夫で、びっくりするほど上手にできるようになる赤ちゃんもいます。
早いと寝返りをうてる子もいます
5ヶ月になると、早い赤ちゃんでは寝返りをするようになります。ただ、赤ちゃんの発達を判断するうえで、樹木なら幹になる重要な項目は首すわり、一人すわり、一人立ち、一人歩きです。寝返りやハイハイは枝葉のようなものなので、始める時期が遅かったり上手にできなくても、あまり神経質に心配しないようにしましょう。
とはいえ、寝返りでゴロンゴロンと体を転がし、動く範囲が広くなることは赤ちゃんにとって新鮮な驚きですし、新しい玩具(手に触れる物はなんでも玩具!)に出会う喜びも生まれてきます。赤ちゃんにはこんな楽しみも経験させたいので、薄着にして体を横向きにするなど、寝返りしやすいようにちょっと手助けをしましょう。
一般に、太った赤ちゃんよりもやせた赤ちゃんのほうが体が軽く、厚着よりも薄着のほうが動きやすくて、寝返りがしやすいもの。つまり、冬に5ヶ月を迎える赤ちゃんではもう少し時間がかかるのが普通なので、ママは焦らずにのんびり構えてもいいでしょう。また、赤ちゃんがうつ伏せを嫌がって泣くような場合には、あまり無理強いをしないようにしましょう。
手先が器用になって、なんでもが玩具に
脳の発達に伴って、赤ちゃんの手先はだんだん器用になってきます。手に握らせてもらった玩具をつかむという受け身の段階から、自分が興味を感じた物には何でも手を出し、つかんで振ったり叩いたりする能動的な行動ができるようになってきます。たとえば、ママが抱っこすると、赤ちゃんは手の届く髪の毛をつかんで引っ張ったりします。床で遊ばせると近くにある人形やガラガラを振り回したり、叩いたりするでしょう。赤ちゃんにはまだ危険な物と安全な物との区別がつきませんから、飲み込むと危険な物、やけどにつながる熱い物、ケガをしやすい割れ物などが、赤ちゃんの手の届く範囲にないか必ずチェックするようにしましょう。