身長・体重のめやす
男の子は身長が65.1~74.3cm、体重は6.9~10.3kgぐらいに。女の子なら身長が63.9~72.4cm、体重は6.4~9.5キロぐらいになってきます。(数字は3%タイル値から97%タイル値で表示)
母子健康手帳に1ヶ月ごとに身長や体重を記入している場合、先月とあまり変わらないのに気がつくママもいるでしょう。とくに体重増加は1ヶ月で300~400gぐらいしか増えないこともありますが、少しずつでも増えているようなら心配はありません。
人見知りが始まります
赤ちゃんの知恵が発達してくると、いつもそばにいるママや家族と他の人との違いがわかってきます。ママやパパなど身近な人の顔を見るとにっこり笑ったり、「アーアー」とか「マー」など、うれしそうな声をあげますが、見慣れない人が来るとじっと見つめたり、何となく表情が固くなります。これが「人見知り」の始まり。
人見知りが激しくなると、それまで平気で抱かれていた人が抱こうとしても、嫌がってママの体にしがみついたり、離れて住んでいるおじいちゃん、おばあちゃんに会うとワンワン大声で泣き出したりして、ママを困らせたりします。
でも、このようにママへの強い愛着を示すのは、赤ちゃんの心に情緒が発達してきた証拠でもあるのです。また、周囲の人への興味が広がるとともに、社会性が芽生えてきて、自分と自分以外の人、そしていつもそばにいるママ、見慣れた家族とそれ以外の人の違いがわかるようになってきたのです。
核家族でママと2人だけだと比較的強く、大家族だとあまりしないなど、人見知りの程度はいろいろですが、ほとんどの赤ちゃんが通過する成長の一段階です。人見知りが激しい時も「うちの子、人見知りなので」と説明しているうちに、じきに自然に直ります。
手の動きが上手になってきます
目で見て興味を引かれた物には、何でも手を伸ばすようになります。手の動きも上手になるので、玩具を手につかんでテーブルを叩いたりして遊ぶようになります。両手にそれぞれ違う物を握ったり、右手に持っている物を左手に持ち替えることができるようになってきます。でも、まだ5本の指はそろえたまま手のひらでつかむ「熊手型」のつかみ方なので、すぐに玩具を落として自分で取れないとかんしゃくを起こす赤ちゃんも。
おすわりしながら遊べるようになります
脳の神経支配は首からじょじょに下のほうへと伸びていきますが、7ヶ月頃になると、背骨の下の端へと届いていきます。背中の筋肉の力がついたこともあって、ほとんどの赤ちゃんは一人ですわることができるようになります。手の動きが上手になったこととあわせて、一人でおすわりをして玩具をつかんだり、落としたり、またつかんだりという具合に、しばらくの間はすわりながら遊んでいられるようになってきます。