パパは体を使う遊びを担当しましょう
2歳児は1日中、走ったり飛びはねたりして体を動かしています。公園では砂場、すべり台、トンネル、円錐、ジャングルジムなど、いろいろな遊具で思いっきり遊ばせてやりましょう。合わせて、体力のあるパパが体を使って遊んであげると、とても喜びます。次にいくつか例を挙げます。
- ★力こぶをつくったパパの二の腕に、子どもがぶらさがります。力持ちのパパはそのまま、子どもの体を回してあげます。
- ★パパが子どもの両手をつかみ、パパの体を山にたとえてよじ上らせます。ふとももに足をかけたら、そのまま体を一回転させます。
- ★仰向けになって曲げた足の上に、子どものおなかを乗せて飛行機ブーン。パパは両手で子どもの体を支えながら、右に左に回します。
- ★キャッチボールも大好きです。初めはパパが大きめのボールを下手投げで投げて、子どもに受け取らせ、子どもからも投げ返させます。慣れてきたら、じょじょにボールのサイズを小さくしていきます。
- ★一緒にヨーイドン。最初は近いところを目標に一緒に走ります。だんだんと目標を遠くしていきましょう。
日ごろ子どもと接触する時間の少ないパパにとって、体を使う遊びはスキンシップのチャンス。いろいろと工夫して遊んであげてください。キャッキャッと子どもの明るい笑い声がはじけます。
世界を広げ、新しい経験をさせましょう。
子どもは幼いながらも、これまでの経験を栄養にして、言葉を覚え、知恵を発達させ、社会性や人間関係を学んでいきます。
子ども自身、興味や好奇心の対象が広くなっていきますから、環境面では、家の中だけに閉じこもらせずに、できるだけ外へと世界を広げさせるようにしましょう。遊具のある公園でのびのび遊ばせたり、緑や池のある公園で自然に親しませてあげましょう。乗り物に乗っての外出や、デパートやスーパー、ときには動物園や水族館などへ出かけて、新しい経験をさせてあげましょう。
興味をもつ人間関係の幅も広がり、これまではママやパパなど家族で十分でしたが、いろいろな人に興味をもつようになります。同じ年頃の子どもと遊びたがるだけでなく、年上の子どもの行動を盛んに真似したり、小さい赤ちゃんの世話をやきたがるようになります。保育園などに通園していると、異年齢集団の中でいろいろな経験ができますが、ママと2人っきりの場合には、ママが積極的に外へ出る努力をしましょう。
最近は子育て支援センターなどの名前で、子ども同士を遊ばせながらママたちが交流できる場を積極的につくる地方自治体が多くなっています。公的、私的を含めて、子ども連れで参加できるさまざまな子育てサークルもありますから、活用するといいでしょう。
家の中から外へと世界を広げることは、子どもだけでなくママの社会性を育てる意味でも、有意義な経験になるでしょう。