言葉の発達を助けてあげましょう
言葉の爆発期を大事に育んであげましょう。まず、子どもが話しかけてきたら、きちんと耳を傾けて返事をしてあげることが大切です。この場合、親が赤ちゃん言葉を使うのは控えましょう。たとえば、「魚」は「さかな」でいいのです。子どもが「さかな」と言えずに「チャカナ」と言うのは仕方がないとはいえ、親も「おチャカナちゃんを食べようね」などと赤ちゃん言葉を使っていると、「サシスセソ」が「チャチチュチェチョ」のままになるなど、困ったことになりますから注意しましょう。
生活のいろいろな場面で積極的に話しかけましょう。赤や青、黄色などの色の識別ができてきます。「信号が赤の時は渡れないね」「青になったよ。右見て左見て渡ろうね」などと話しかけてあげます。上、下、真ん中などの認識もできてきます。「上を見てごらん。お空が青いね」「下を見てごらん。石ころがいっぱいあるね」などと話しかけてください。とはいえ、特別な工夫はいりません。ママが感じたことを素直に話しかけるだけでいいのです。
普通の言葉で叱るようにしましょう
言葉の理解が進むと、危険なことをしようとした時も、普通 の言葉で叱るだけで理解できるようになってきます。たとえば、熱いストーブに触ろうとした時、1歳児なら「アチッ!」と手の甲を叩いたり、ママが顔をしかめるなどボディランゲージを主にしながら、危険なことを教えてきましたね。でも、2歳になると、普通の言葉で説明しても大丈夫になってきます。
また、2歳になると、「○○だから、こうなるのだ」という「理屈」をある程度、理解できるようになります。ですから、「熱いストーブに触ると、やけどをする。だから触ってはいけない」ときちんと説明しましょう。「○○ちゃんにやけどさせるなんて、いけないストーブね。悪いストーブはどっかに行っちゃえ」などというのは「理屈」になりませんから、気をつけましょう。
もちろん、ママの虫の居所が悪い時に理由もなく叱ると、知恵が発達した分だけ、ものすごい勢いで泣いたり怒ったり、反発してきます。度重なると欲求不満から他の子をぶったり、乱暴な子どもになりかねません。子ども心にママを怖がり、情緒が不安定になることも。感情のコントロールができるママになりたいものですね。
雨の日もできれば外に出かけましょう
個人差はありますが、大半の子どもは、じっとしているのは眠っている時だけというぐらい、体を動かすことが好きです。このため、雨の日に家に閉じこめられると、とても不機嫌になります。子どもがエネルギーをもて余していたら、家の中に閉じこもらずに、雨の日も出かけることです。晴れた日とは違う湿った外気を肌で感じたり、レインコートを着て傘をさす経験をさせましょう。子どもはきっと長靴をはいて水たまりで遊ぶ楽しさを発見することでしょう。