いよいよ、今世紀も最後。大掃除にもつい熱が入って、ちょっと疲れた？　ならば、ぜひこの1品。カンタンでおいしくて、しかも力が湧いてくる、『ラビラント』の人気の定番です。

12月の料理人　坂本守顯さん

さかもともりあき●19歳から、なんとなく始めた料理修行。しかし、ある一人の料理人との出会いで、本格的に料理の道へ。21歳で、なんのつてもなく単身フランスへ渡り、２つ星クラスのレストランなどで修行。帰国後はフランス料理店のシェフとして活躍。素材のおいしさを最大限に引き出す手腕は、高く評価されている。98年3月に、下町情緒が残る、東京・白金の四の橋商店街に『ラビラント』をオープン。

好きな野菜10〜15種類）　適宜
（たとえば、白菜、レタス、アスパラ、ジャガイモ、サツマイモ、サトイモ、カボチャ、ニンジン、ダイコン、サヤインゲン、オクラ、ピーマン、カブ、ヤーコン……）
バター（野菜ひと鍋分）　200ｇ
塩（岩塩など）　適宜

料理ノート
素材の力　野菜
白菜にはビタミンＣ、カルシウム、鉄、カロチン、ダイコンには消化を助けるジアスターゼ、発ガン性物質を分解するオキシダーゼ、サツマイモにもビタミンＣ、食物繊維、カリウム……と野菜は健康に欠かせない成分の宝庫です。