海の向こうを見渡してみれば、こんなに違う!妊娠、出産、育児事情。
各国で暮らす日本人ママのレポート!!
オーストラリア マルチカルチャーな子育て(全4回更新)
Episode3 オーストラリアの子育て事情
~日本流+フランス流をオーストラリア流にアレンジ!?~
マルチカルチャーな子育て
子供達のほとんどの友達がダブルもしくはトリプル国籍を持っています。
子供達のほとんどの友達がダブルもしくはトリプル国籍を持っています。
違いを見方にした育児
寝る前の本を読む時間はパパの担当です。
日仏家庭の我が家では何をするにしても違うことが当たり前なので、むしろ「こうであるべき」という固定観念がありません。日本の育児のよいところと、フランスの育児のよいところを組み合わせて、さらにオーストラリア風にアレンジしてしまえばいい。という感じで、オリジナルな育児を心がけています。育児本も読んだ事はありませんし、周りの家庭と比べる必要もない。たくさんの文化が混じり合っているからこそ、のびのびとした育児ができるのではないでしょうか。
その考え方は脳性麻痺と診断された娘の育児にもとても役に立っています。周りと同じであることにこだわらず、娘のペースに合わせて育ててあげる。「こうあるべき」と縛り付けずに、娘の可能性を引き延ばしてオリジナルな人生を歩かせてあげる。それが無理なくできるのも、のびのびとしたオーストラリアの空気のおかげかもしれません。
寝る前の本を読む時間はパパの担当です。
マルチリンガルに育てる
大自然の中の都会で伸び伸びとした子育てができるシドニー。
脳性麻痺で言語の習得にも障害がでるかもしれないと言われている娘ですが、我が家では同じようにしています。たくさんの言葉を聞く事で、脳に対するよい刺激になるだろうと考えているからです。これから娘がどんな風に言語を習得していくかが楽しみです。
大自然の中の都会で伸び伸びとした子育てができるシドニー。
★次回は4月18日(金)更新。産後うつを町をあげてサポート?オーストラリアの子育て支援について紹介します。
2014年4月4日更新
マーシャン祥子
1979年生まれ。オーストラリア・マンリー在住。オーストラリア歴6年。家族構成/夫(フランス人)、長男2010年生まれ、長女2013年生まれ。
大学で管理栄養士を専攻して資格を取得後、東京の料理教室やレストランで働く。2005年フランス料理を学ぶ+サーフィンを満喫するために渡仏。料理とサーフィン修行の傍ら寿司のケータリングを行う。その後ドミニカ共和国でメニュー開発の仕事をしつつラテンダンスを学ぶ。モロッコでのスパイスの研究をするために半年間滞在し、同時にバンを改造して移動式寿司レストランを作る。旅をしながら料理を通じて各国で人と文化との触れ合いを楽しむ。2007年モロッコから渡豪。夫と出会い電撃結婚。2008年よりシドニーをベースとして出張料理と料理教室のDining Storyを展開。その傍らライターとして食、育児、教育、環境などの分野の情報をシドニーから発信している。
■Dining Story:http://www.diningstory.com.au/