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365日の家族食レシピ-ウィークエンド

家族がそろう週末は、ちょっと手間かけたごちそうが食べたい! 甘いデザートもね。そこで、腕のいい料理人にお願いしました。ウイークエンドは、プロの味を家族で再現!


中華野菜たっぷりの中華風シャブシャブ。お肉をただの湯ではなく、ブイヨンの中でシャブシャブするのと、豆板醤や味噌を使ったドレッシングが決め手!


今月の料理人 渋谷和久さん

渋谷和久さん

「食べて幸せに!口福になってほしい!がおいしさのもと」

フランス料理店の名店『エヴァンタイユ』から都内レストランを経て、1992年「キハチ」入社。銀座店など、各店舗の開発に携わる。1999年に独立し、『食工房 ルコラ』を開店。神奈川県相模原市の実家で作る野菜や、奥様の故郷・福島から送られてくる山菜や栗、キノコ、秋田の友人から直送してもらう魚介類など、出所のはっきりした安全な素材にこだわる。料理法はイタリアン、フレンチ、中華、エスニック……と自由自在、闊達。2児の父。


材料(4人分)

牛ローススライス 300g
チンゲン菜 1本
ターツァイ 半束
ザーサイ(みじん切り) 大さじ1
長ネギ(みじん切り) 大さじ2
あさつき(みじん切り) 大さじ2
白ゴマ 大さじ1
塩・コショウ 少々
サラダ油 適宜

〈シャブシャブ用ダシ〉
ブイヨン 300cc
醤油 大さじ1

〈ドレッシング用〉
米酢 大さじ3
醤油 大さじ3
マスタード 大さじ1
サラダ油 100cc
ゴマ油 150cc
豆板醤 大さじ1
味噌 大さじ3
ゆず酢 大さじ2
カツオダシ 適量


料理ノート
素材の力 牛ロース肉

ロース肉というのは背中の筋肉の部分で、かたロースというのは頭に近い部分。和牛のかたロースは霜降りになることが多いが、筋があるので薄切りにしてシャブシャブやすき焼きにするのが向いている。良質のたんぱく質が豊富。


●下ごしらえ――ここがポイント!
ドレッシングは、しょっぱいくらいがちょうどいい!
 ザーサイは塩抜きしてみじん切り、長ネギ、あさつきもみじん切りにしておく。
 ドレッシングの材料をすべてまぜておく。カツオダシは、味噌の塩辛さなどにもよるので、味を見ながら加えていく。ドレッシングは薄味よりも濃い目。ちょっと、しょっぱいくらいがちょうどいい。
●中華野菜を炒める
 チンゲン菜、ターツァイは適当な大きさに切り、フライパンにサラダ油をひいて炒めて、塩・コショウ。お皿の上に広げておく。
●牛肉をシャブシャブする――ここがポイント!
火を通しすぎないのが、コツ
 ブイヨン300cc(固形ブイヨンを使うなら水300ccに1個)に、醤油大さじ1を加えて沸騰させ、牛ロースを1枚ずつシャブシャブにする。牛肉は火を通しすぎるとかたくなって、旨みも逃げてしまうので、さっと火を通すくらいに。
●仕上げる
 3の野菜の上に4の肉をのせ、ザーサイと長ネギ、あさつきのみじん切りを散らし、上からドレッシングをかけて、最後に白ゴマを散らす。
★明日のデザートは、<アニス風味のバナナとバニラアイス>です。お楽しみに――。

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