7月27日(月) あわや窒息!?
近所に住んでいる大学時代の友人宅へ遊びにいく。楽しくおしゃべりしていたら、上機嫌でお菓子を食べていたすぎ丸が突然、喉に手を当てて苦しみだした。
慌てて背中を叩くも、何も出てこない。真っ赤な顔でのたうちまわるすぎ丸…パニックになりそうだったけど、昔、仕事で「ハイムリッヒ法」というのを習ったことを思い出し、正確なやり方ではなかったかもしれないけど、うつ伏せにした状態で手で抱えて胃を圧迫してみた。そうしたら、ポロっとクッキーのカケラが出てきた。食べていたのは日本のメーカーの「生後7ヶ月から」のクッキー。まさかこんなもの詰まらせるなんて…。
窒息時の対処法と胸骨圧迫&人工呼吸法、おさらいしておかなくては。それにしても友人は妊婦さんなのに、こんな恐ろしい光景を見せてしまって体調に響かないか心配。
7月28日(火) 卒乳の意思表示?
もう丸3日間、授乳ストライキを続けているすぎ丸。昨晩は、話し合いの場をもってみた。
「もう2日も飲んでないね。すぎ丸は、もうおっぱいいらないのかな?」
「うー」
「このまま飲まないと、もう、出なくなっちゃうんだよ。本当にいいの?」
「うー」
「じゃあ、お母さん、おっぱい止めちゃおっかな…」
「パチパチパチパチ!(笑顔で拍手)」
えーーー、何なの、偶然にしてはよくできたこのやりとりは!? 諭すどころか、卒乳の意思表示みたいになってしまった。君はまだ0歳児でタッチもアンヨもできない正真正銘の赤ちゃんなのに、本当に卒乳してしまうのかい…? 私としては2~3歳まで飲んでも大歓迎なのになー。
7月29日(水) 卒乳
明け方、寝ぼけて起きてきたタイミングで1回授乳できた。こんな寝込みを襲うみたいなやり方、間違ってるという自覚はある。卒乳って子供がするものだとばかり思っていたけど、まさか親の私のほうが未練タラタラで卒乳できないなんて…想像もしていなかった!
せめて1歳になるまでは何とか続けたかったんだけど…。本人の意思は固いようなので、ここで区切りをつけるとしよう。すぎ丸と私、今日を限りに卒乳です。順風満帆というわけではなかったけれど、楽しくて充実した授乳ライフだった。ゴクゴクと一生懸命に飲む姿も、授乳前に足をバタバタさせて大喜びする姿も、最高にかわいかったなあ!
7月31日(金) 自己嫌悪
今日、公園で中国系アメリカ人(たぶん)のお母さんから話しかけられた。10ヶ月の男の子を連れていて、せっかくいろいろ話しかけてくれたのに、ほとんどろくに会話できず…。「つかまり立ち」「伝い歩き」「すべり台」「ブランコ」など英語で何といえばいいか、咄嗟に出てこなくて。こんなごく初歩的な日常レベルの会話ができないなんて、本当に悔しくて自分が情けない。
思うに、単語さえ出てくれば、多少文法がおかしくても会話が成立するはずなんだよね。これからは毎日、電子辞書を片手に「これは英語で何て言うか」を意識して過ごそう。
8月1日(土) メトロポリタン美術館
NYに来て初めて、観光らしいことをした気がする。最初の展示室に入ったら、授乳している母子の絵が真ん前にあり「あー!!ほら、授乳してるよ!おっぱい、おっぱいだよ!すぎ丸はおっぱい飲まないの!?」と興奮気味に話しかけたら、シラーっと無視された。ちぇっ、もう忘れちゃったのかい。
それにしても、Metは大きい。さすがにルーヴルほどではないけれど、じっくり全部見ようとすると1日で回るのは厳しい。今日は見るポイントを絞って早足で回った。また平日に2人で来てみようかな。
まるこっこさんへ
救命講習を受けた甲斐がありましたね。たとえうろ覚えの知識でも、とっさの場合には役立ちます。
ママは慌てさえなければ何とかできるもの…。
(So Da Tsu com編集部)