SoDaTsu日記

育児日記

まるこっこさん/すぎ丸くん 0歳8ヶ月

4月18日(土) まるこっこ家in NY!

ご機嫌に飛行機デビュー!

ご機嫌に飛行機デビュー!

ついに来てしまった…ここはアメリカ、世界の中心ニューヨーク!ジョン・F・ケネディ空港から車で移動中、川を隔てた向こう岸に、空を突き破るようなマンハッタンの摩天楼をみたときは、「本当に来ちゃったんだ…」と何だか気が遠くなってしまった。

懸案だった初の飛行機は、何の問題もなく拍子抜けしてしまうほど。夜のフライトで、座席がフルフラットになるビジネスクラス(生意気な!)だったので、ほとんどの時間を気持ち良さそうに寝んねしていたすぎ丸。一方、疲れと緊張と興奮で一睡もできなかった私は、すぎ丸の寝顔と、窓の外の夜明けとも夕暮れともちがう仄暗いブルーの世界を見て過ごした。

現在滞在しているのは、グランド・セントラルからほど近いキッチン付きのホテル。これから住まいを探して、約1ヶ月後に入居する予定。今日はさっそく、スーパーで買った激マズのコールスローの洗礼を浴びた…。

4月19日(日) 早速、アパート探し

この週末は10件のアパートメントを見てまわった。昨日は、第二次世界大戦前に建てられた赤レンガの物件に出会った。まるで映画にでも出てきそうな薄暗くて古めかしくて、夫婦2人だったらきっとここを選んだと思うのだが、“子育て”という観点ではさまざまな難があり、泣く泣く却下。

今日は、カウンター付きキッチン(リビングで遊ぶ子どもの様子を見られる!)、室内に洗濯機あり(マンハッタンでは珍しい)、キッズルームやプール完備という好条件の物件があった。周辺には公園がたくさんあって、子連れ世帯が多い土地。何より、建物の前の小さな通りに白い花をつけた街路樹が並んでいて、その光景を見たときに直感的にココ!と。
通勤にはやや不便なので夫は尻込みしているけれど、説得したい!

4月20日(月) 即断即決!

「まだ他にもいい物件があるんじゃないか」となかなかOKしない夫。職場から徒歩圏内が夫のたっての希望で…そうすると、ゴミゴミした街中になってしまう。対する私は、子育て環境と自分の暮らしやすさが最優先なので、なかなか意見が合わない。
でも迷っている暇などなーい!マンハッタンの物件は売り手市場で、なんと空き室率はたったの1%。いい物件はすぐに埋まってしまうと聞く。今すぐ、さあ、決断を!と迫る私に夫は引き気味で「職場の人たちにも相談してくる」だってー。チッ。

4月21日(火) おうちが決まった

ブライアントパークで日向ぼっこ!

ブライアントパークで日向ぼっこ!

結局、私が希望していたアパートメントに決まった。夫には少し通勤をがんばってもらうけど(といっても、日本にいたときよりは近いけど)、子育てにいい環境を選ぶことができてよかった。折れてくれた夫に感謝。
乳幼児連れ家庭の場合、夫だけ先に赴任して住む場所を決め、あとから母親と子どもが来るパターンが多いみたい。でも、夫と私では物件選びの視点が違うであろうことは容易に予想がついたので、私は最初から一緒に渡米することを選んだ。この選択は正解だったと思う。

4月22日(水) 広いベッドでも…

日本では布団だったけど、ホテルでは初めてのベッド生活。いつも添い寝で私にべったりのすぎ丸が、ベビーベッドで一人で寝られるはずもなく、こちらでも大人用のベッドで添い寝している。日本からベッドフェンスを手荷物で3つも持ち込んだので、転落対策はばっちり。
これからは大きなベッドで広々と寝られる!と思っていたけど、甘かった! すぎ丸を端っこに寝かせても、夜中にどんどん迫ってきてピッタリくっついてくる。暑苦しいので私が逃げ、するとまた抱きついてきて…と繰り返しているうちに、すぎ丸がベッドの真ん中、私は端で直立不動、といういつもの光景に…。

4月23日(木) 凹む

プレイマットを敷いて、元のおうちみたいでしょ?

プレイマットを敷いて、元のおうちみたいでしょ?

すぎ丸を連れて歩いていると、いろんな人が話しかけてくる。もちろん英語。“Hey, she is so cute! How old?”とか“Heloo,baby! How are you?”だとか。英文科卒のくせに英語が全然ダメな私は、そのたびにしどろもどろで受け答え。
なぜかいつも女の子に間違えられていて、でも「男の子なんです」なんて言ったら、さらに会話が発展していよいよ英語が詰まりそうなので、いつも聞き流してしまう。こんな超初歩的な日常会話なのに、ろくにしゃべれない自分にへこむ…。学生時代に習ったはずの単語も慣用句も、全然出てこない。

すぎ丸はというと、話しかけられるたびに笑顔を振りまき、なんなら目が合うだけでも笑顔を振りまき、すっかりその気になっている。日本とはちがう異国の雰囲気にもすっかり馴染んでいる様子で、英語にドキマギしている親よりよっぽど楽しそう。

4月24日(金) イライラ

朝、私が着替える間、夫にすぎ丸をみるように頼んでおいた。それなのに、夫の目の前で、おすわり姿勢からひっくり返って頭を強く打った。嫌な予感がしたのであらかじめ注意しようか迷ったんだけど、いちいち細かいこと言われるのも嫌だろうと何も言わないでいたら、案の定…。「見ていて、というのは、ただボーッと見るだけじゃないの!危なくないようにちゃんと注意していてよ!」とブチギレる私。

子育てに男も女もないとは言うけれど、でもやっぱり、全方位へ神経を張り巡らしている母親とちがい、父親は注意力散漫だと思う。すぎ丸がいるのに信号無視したり、抱っこ中の咄嗟の動きが荒かったり、何につけても「大丈夫、大丈夫!」と言って楽観的なのも腹が立つ。
でもまあ、私が心配性で細かいタイプなので、夫婦でバランスがとれてるってことなのかな? こちらに来てから、やたら気が立ってイライラしている私です。

4月25日(土) 地下鉄デビュー

かの有名なタイムズスクエア

かの有名なタイムズスクエア

家族3人で初めてNYの地下鉄に乗った。今ではすっかり治安がよくなり、地下鉄も安全だというけれど、やっぱり薄暗くて小汚いな…。妙にギシギシガタガタいうのも気になる。いまや東京の駅には必ずエレベーターが設置されているけど、こちらではほとんどないのも驚かされる。
そんな環境なのに、こっちのママたちはみんな大きなストローラー(ベビーカー)を使っている。地下鉄の階段では周りの人が上げ下ろしを手伝ってくれるらしい。道路の狭さや混雑具合は日本とそう変わらないけど、赤ちゃん&子連れへの視線はこちらのほうがやさしいなあ

抱っこ紐を使ってる人はほとんど見かけない。小柄な私が抱っこ紐をつかって両手にスーパーの荷物を抱えていると(日本では当たり前の光景)、何だか周りの人に見られている気がしなくもない。とはいえ、ベビーカーもみんな頑丈で巨大で走行が安定しているタイプを使っているので、日本製のコンパクトで軽量で、骨組みや車輪が心もとないベビーカーはかなり浮いてる。

バックナンバー

月齢別大百科

0歳8ヶ月

まるこっこさん(31歳)

まるこっこさん高校同級生の夫と交際6年、結婚3年を経て、2014年8月に男の子を出産。愛称は「すぎ丸」。
妊娠・育児分野の編集者歴10年で、知識はたっぷり、準備もばっちり、さあドンと来い!のはずが……いざ、自分のこととなると右往左往。それでも、子育ては想像以上に面白くて、我が子は信じられないくらい愛おしい!来年からアメリカ赴任が決まり、さらなる変化の大波が押し寄せている我が家、いったいどうなっちゃうの~!?

子育て応援サポーターから

まるこっこさんへ
祝!!まるこっこさん一家NYへ行く!!
無事に着いたようでひと安心。そして、すぎ丸くんのご機嫌なお顔が見られてひと安心。
(So Da Tsu com編集部)

  • ヨシノさんの日記
  • やまちゃんの日記