3月10日(月) 赤ちゃんがやってきた
前に仕事でお世話になっていた方が、生後10ヶ月の赤ちゃん♂連れでオフィスに遊びにきてくれた。坊やは人見知りの真っ盛りで、最初から最後まで大泣き。ゆっくりとおしゃべりすることはできなくて、こりゃお母さん大変だ~! でも、赤ちゃんはグシャグシャに泣いてる顔もラブリーだった。
そして、さすがは男の子。一番若いスタッフの顔ばかり見て、私のほうはチラリとも振り向かなかった…。
しかし、ついこの前、生んだばかりだと思っていたのに、もうこんなに大きくなっていたなんて。大人だけの生活は日々が淡々と過ぎていくけど、子どもの成長に当てはめると時間が経っていたんだなあ。そして来年の今頃には、我が家にもこの子みたいな赤ちゃんがいるのかと思うと、まだちょっとピンとこないな。
3月11日(火) 3年
私たちの結婚生活はちょうど3年前の明日から始まった。
3月11日は仕事から帰宅後、夫は実家で最後の1日を過ごし、私は一人暮らしの部屋で荷造りをする予定だった。ところが勤務中にあの大地震…二人とも私の実家まで歩いて避難し、そのまま宿泊。震災翌日の早朝にあわただしく実家を出て、新居に引越しをした。あの混乱の中でよく業者さんが来てくれたものだと思う。
冷蔵庫は空っぽ、テレビもラジオもない、あるのは布団とちゃぶ台と照明一個。そんなガランとした真新しい部屋で、余震と原発におびえながらの生活。最悪なタイミングでの新婚生活だったけど、夫婦の土台は間違いなくあのとき作られたなと思う。
3月12日(水) マタニティ用紙おむつってある?
昨日の続きを書こうと思っていたんだけど、のっぴきならない事態が発生。数日前にくしゃみしたとき、アレ?って思ったんですよー。これは何かの間違いかなって。
でも、残念ながら間違いじゃなかった。ついに来てしまった「腹圧性尿失禁」…!!
あーもう、ほんとショック(涙)。いくらなんでもこんなに早い時期からはじまるなんて、骨盤底筋どんだけ怠けてるんだよー(涙)!!!! しかも、よりによってこんなときに、花粉症のようなそうではないような微妙な症状が出てきているし……はあ、いろいろと残念すぎるし、情けないやら、悔しいやら…。
今はまだほんの、ほんのチョビっとだけど、これからお腹が大きくなったらどうなってしまうの!?ゆくゆくは尿失禁パッドを買うことになるんだろうか。紙おむつ姿の臨月の自分が脳裏をよぎる。
3月6日(木) ぷりケツ・ぶりケツ!
またもや妊婦さんを3人発見。7月予定日と9月予定日と、もうひとりはなんと私と予定日3日ちがい!! 6月から9月にかけて計7人が出産かと思うと、何となく心強い。自分が妊娠したから、人のことも目につくようになったのかな?と思い返してみたけど、やっぱり周囲にこんなに妊婦が多いのは前代未聞かも。
夕食後にゴロゴロと横になっていたら、妙に満ち足りた気分になってきたので、「はあ~、ぷりケツ、ぷりケツ!」と言いながら自分のお尻をペチペチ叩いた。そしたら夫が「ぶりケツ、ぶりケツ!」と言って私のお尻を叩いてきた。ひどい…いくらお尻が大きいからって、ぶりケツだなんて可愛げが無さ過ぎる。そして、こんな小学生マインドの自分たちに真っ当な子育てができるのか、一抹の不安が。
3月7日(金) 夢のマイホーム生活
気軽な賃貸アパート暮らしで3年きたけれど、妊娠を期に、これからどうするのか薄らぼんやり考えるようになった。といっても、特に具体的な計画も、これといった強い希望もないので、いつも「どうしよー」「どうするかねー」……(沈黙)という堂々巡り。
今日は話のタネにと思って、新築マンションや中古マンションのチラシを職場からいくつか持ち帰ってみたんだけど、「高すぎる」「古すぎる」「狭い」「遠い」「チラシが胡散臭い」「“サンクチュアリ”って何」と、文句しか出てこなかった。同世代でも、すでに持ち家の人がチラホラいて、その勇気と決断力を心の底から尊敬してしまうわ!
私の本当の希望を言ってしまうと、どこか文化の香りのする高原地帯で、森に囲まれて、大きな庭と大きなリビング、そして暖炉がある木造のおうちに住みたい!!平日は都心、週末は高原の二重生活を送りたい!!
3月9日(日) 整理、整理[妊娠18週0日]
半年後には赤ちゃんが生まれる、ということはつまり、これから物が増えるということでもある。そんな目線で我が家を見渡してみると、どう見ても赤ちゃんの物を置くスペースなんてなーい! 寝室は二人の布団を敷くので目一杯で、赤ちゃんのベッドor布団を敷く場所すらなーい!!
急に慌て始めて、とりあえずリビング備え付けの大きな棚の整理に着手。1日がかりで、いらない物を捨て、段ごとにカテゴリをわけて整理整頓。だいぶすっきりしたし、物も取り出しやすくなったぞ! 自分のがんばりに満足しかけたけど、そういえば赤ちゃんの物を入れる余白スペースはできてなかった…意味ない!
まるこっこさんへ
身近に赤ちゃんがいると、目が回るような成長の早さに驚きますね。そして大人は、自分も少しは成長しなくちゃ…とちょっと焦ります。
(So Da Tsu com編集部)