3月9日(月) 懐かしの
後部座席の狭さに脚を隙間に投げ出しながら座っているのも限界になり、息子がやっと泣き寝入りした隙に助手席へ。生き返りました。またまた、引越し時のようなグチャグチャ部屋に戻ってしまったけど、息子は久しぶりのおもちゃや家具をパトロールして、喜びの声をあげていました。ちゃんと覚えているんですね。
暖房ガンガンで何度も着替えるほどの実家から、汗なんて見たこともない隙間風漂う我が家へ。せっかく編んでもらったけど着ることはないかもと思っていた、ばーたん新作オーバーオールが復活。
でも何故か鼻風邪はよくなりました。
震災から4年、私の人生の中でも一番濃い時間で、本当にいろんなことが起こり、今日までなんて長かったんだろうと思う反面、月日が過ぎるのが恐ろしく速い感覚もあります。
妊娠してから通わなくなった石巻の知人の近況を聞けば、子ども達の成長など日々の変化はあっても、生活環境は変わらずだったりして歯がゆい思いです。妊娠、出産、子育てや介護を非常事態の中で過ごした大変さは、私自身子どもを持ってから更に強く感じるようになりました。
最近の動きたい盛りの息子を見ると、被災地の1日も早い復興をという未来を想う言葉より、それぞれの人の1日1日が少しでも良いものになればと願います。
去年はまだ私も入院中で、NICUにいる息子に会える面会時間を待ちながら、この日のことをどう伝えようかと胸苦しく時を過ごしていました。結局、保育器の中の息子の顔を見た途端、子ども達が未来を作って行くにしても、この小さな体に私は何を背負わせようとしたんだろうと喉が詰まってしまいました。
面会中ずっと寝ていた息子に、ただ産まれて来てくれてありがとうと感謝しました。私は私の精いっぱい、より良い未来を作り続けていくことが務めだなぁと感じます。
一歳になったらまた来てねと言われていた心臓の検診で安曇野まで行ってきました。時速85キロを越えると窓がガタガタ言い、隙間風でめちゃくちゃ寒い老軽自動車での高速移動はドキドキです。
でも、最近あまり寝てくれない息子と下道ドライブは長くて辛いので、往復とも乗ってしまいました。途中まではよかったのですが、飽きてくるとギャーギャー身をのけぞり暴れだし、シートベルトから抜けるんじゃないかとヒヤヒヤ。
助手席に積んだおもちゃやストローマグ、パンをちぎって騙し騙し手渡しながら耐えました。私でもギリギリ腕が届く軽自動車でよかったです。
心臓の方も問題なく、通院はこれが最後になります。印象的だったのは、ロビーで小学校低学年くらいの女の子が息子の方に寄って来て「こんにちは、この子はどこが悪いんですか?」と声をかけてくれたこと。息子の頭をなでながら、その子の妹の病状を一生懸命話していました。
その様子を見て、以前仕事で関わらせていただいた、シャイン・オン!キッズという、小児がんや重い病気の子ども達と家族を支援している団体が、病気の子ども達の兄弟姉妹のサポートも大切にしていたことを思い出しました。待合室で一緒になった子ども達はもちろん、あの優しいお姉ちゃんにもたくさんの笑顔がありますように。
お友達の家に夕食のお呼ばれをしました。かわいいワンちゃんがいて、息子は実家で猫相手に見せていた大興奮が再燃!キャーキャー高い声をあげて追いかけまくってました。
夕食中に寝るだろうと踏んでいたのにギンギンで、ワンちゃんも参ったろうと申し訳ないです。さすがに帰りの車では熟睡で、そのまま布団に入れても大丈夫でした。
やまちゃんへ
体力と知恵がついてきて、しーくんはすんなり寝付けなくなったようです。熟睡できる時間があるなら本人は問題ないのですが、親はヘトヘトになります…(泣)
(So Da Tsu com 編集部)