5月31日(火) しつけとは…2
(続き)最近このことで悩んでいた私は、いくつかの本を読んでみた。『お母さんはしつけをしないで』長谷川博一著、『子どもを信じること』田中茂樹著。どちらの本も、厳しいしつけが子どもの不登校や情緒不安定、自殺や他殺を招くことや、自分の意思がなく人の顔色ばかり伺う子に育ってしまうことなどが書かれていて、一読の価値があった。でも、やはり自分が納得できる答えは書かれていなくて…。著者らは「しつけはするな」と言うのだけど、我が家でそれを実践したら無法地帯まっしぐら…どころか、たぶん子どもが事故で死ぬ!
結局、しつけに解などなくて、親と子が毎日ぎりぎりのせめぎ合いをしながら、それぞれの家庭の答えを見つけていくしかないのかな、と。子どもの性格や特性、親の性格や家庭環境によっても、ちがうだろうしね…。
すぎ丸の「歯止めが効かず、何にでも手を出し、自分の思う通りにしないと気が済まない」という困った部分は、裏を返せば「とても積極的で、意思が強く、好奇心の塊のような子」という長所でもある。彼を尊重しながら、どう折り合いをつけていくか、というのがこれからずーっと向き合っていかなければならないテーマになりそう。
6月2日(木) これが日常…2
すると、おもむろに「おしっこ、チー」と言いながら放尿するすぎ丸。おしっこをすれば、またシャワーを流してもらえるとわかっているので、最近は毎日これをやる。仕方がないので洗い流すも、その後、3回放尿を繰り返す。…イライラする。
さあ、きれいになったからもう出るよ!と声をかけると、今度は浴槽にしゃがみ込み、しばらく気張って無理やりうんちをひねり出した。おいおい、嘘でしょ…シャワーを止めた仕返し? でも催すのは自然現象だし仕方ない、の…か…? 軽く絶望しつつ、もう一度おしりを洗い、うんちを踏ませないように強制的に浴槽から引き上げる。
すぎ丸は全裸のままバスルームから走り去っていった。
6月3日(金) これが日常…3
うんちを片付け終わってリビングに向かうと、今度は廊下のあちこちに放尿の跡が…。へらへら笑いながら、目の前でおしっこ撒いてるすぎ丸。どう見てもわざとやっているので、さすがに怒る。「おしっこ撒き散らすんじゃないの!いい加減にしなさい!!」おむつを履かせようとすると逃げたので、先に廊下をさっと拭いて、リビングに行った。
すると今度は保湿用クリームが床にばら撒かれてる。「ちょっと、これやったの誰!どうしてこういうことするの!?」体を抱え込んで、これをやったらダメなのだと諭す。足を滑らせるといけないので慌ててクリームを拭き取っていると、今度はクリームの容器の上に放尿するすぎ丸…。
思いっきり殴りつけてやりたい衝動を必死に抑えて、沈黙する私。次に何かあったら確実に手をあげてしまいそうな一触即発の精神状態。シャワーを止めたというたったそれだけのことが、何倍にもなって返ってくるこの絶望感。ただただ呆然と床に座り込んでしまった。
何分経過したかな…異様な私を見てさすがに心配になったのか「あたたかい、あたたかい」と言って、私に使用済みタオルをかぶせてくれた。うん、ありがとう、でも私がこうなっているのは、君のせいなの!
まるこっこさんへ
“シャワー終わりの物語“は、涙なくしては読めません。読んだだけでも相当なカロリー消費& 疲労感も味わえます…。
すごいパワーの持ち主がやってきた、まるこっこさん一家に幸あれ!!
(So Da Tsu com編集部)