今日陣痛が来なかったら、誘発分娩も考えていきましょうと言われていた入院3日目、鈍痛で目が覚めました。午後にはい〜い感じに陣痛の波がつき、いきみ逃しに悶絶しながら約10時間後、予定日直前の23時18分に3114gの男の子が出てきました！！途中、羊水が少なくなっていたために赤ちゃんの心音が低下、最後は酸素吸入、会陰切開、吸引、鉗子のフルコースでした。あ〜壮絶でした、あんな痛みが耐えられたんだから、これからの人生何があっても大丈夫、たいしたことないって思えるかも。でもほんと、産まれた瞬間に全身から湧き上がる嬉しい気持ちは今思い出しても涙が出そうになるほど、素晴らしい経験だったなと思います。旦那さんの開口一番の言葉は「かわいい！」だったような。

日付をまたいで、二時間ほどカンガルーケアの時間。ほやほやの我が子を胸にのせたときの幸せったらこの上ないですね。ばっくり奥まで傷がいってしまった下半身の縫合の痛みも半減です(涙)。お互いの両親も到着して分娩室でさっそく孫とご対面、写真撮りまくり。私は最高に疲れているはずなのに気持ちが高ぶっていて眠れず、部屋に戻った後も赤ちゃんの顔をずっと眺めていたら朝が来ました。

ユニセフ「母乳育児のための10カ条」を遵守している当産院、さっそく助産師さんによるおっぱい指導が始まりました。抱き方と吸い付かせ方、マッサージ、、まだまだ未発達のおっぱい。出るようになるかな〜〜。私の体調はというと、強固な便秘と排尿困難に陥りました、当たり前のことができないこの辛さ。午後からお互いの両親、義姉さん＆甥っ子さんたち、友人たちが祝福に。家族に恵まれて幸せです。

ゆっくり体を休めて〜なんて言われますが、、おっぱいとオムツ、私と赤ちゃんの健康チェック、マッサージ、シャワーに食事、お見舞いに来ていただいた方と談笑などしてると、全く横になる暇などありません。夜は夜で、おシモの痛みをこらえながら授乳サロンへ向かう姿はゾンビのようです。産後入院ていうより母乳合宿っぽい！！

昨夜から、黄疸の値が高めに出たということで、光治療をしています。保育器みたいなものに入るのかなと思っていたら、ベビー肌着と光源が一体化した治療器に24時間寝かされるのみで、変わらず母子同室で安心しました。光源を背負って暗闇でピカピカ光る姿がSFベビーっぽくて、笑っちゃいけないのについつい笑ってしまいました、すまん我が子よ。黄疸の治療のためには、今のおっぱい量では追い付かないのでミルクを足すことに。前期破水で入院してから1週間、旦那さんは仕事後に毎日来てくれます。

もっと長引くかと思っていたんですが、午前中の検査で黄疸の値が下がった！ということですぐに退院できることになりました。やったー！バタバタしながら退院準備、両親も到着し晴れやかな気持ちで産院を後にしたのでした。初めての外界にキョロキョロしながらも大人しくおうちに着いた赤ちゃん。見るものすべてが新しいってすごいことです！これからよろしくね〜。

部屋の片付けもそのままに、旦那さんと二人で赤ちゃんを眺めていたら、あっという間に半日くらい過ぎてしまいました。もう、寝ても覚めても表情動きすべてが可愛いすぎます。この世にこんな愛しい存在があるんですね。時折ぐずるくらいで、あんまり泣かず、お利口さんなベビーちゃんです。名前はまだ迷い中！