2001年12月23日(木)
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朝
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昨日の検診後から、なんかお腹が痛かった。その夜中もなんとなくお腹が痛かったのだけど、気にもせずに、ぐっすり眠って、朝を迎えました。朝食の時間に、お腹がジクジク痛いかな??と母に伝えたら、「だんなさんと育良に電話しようか!」「でも、そんなに激しい痛みじゃないからまだいいよ」なんて、のんきに構えていました。陣痛=我慢できない痛みということを回りから散々聞いていたので、自分の痛みはまだまだ余裕だ〜、と悠然とかまえていました。
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朝食を終えて
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朝ご飯も終わって、とりあえず、着替えて、だんなさんが来たらお散歩でも行こうかなぁってのんびり考えていたら、数分後に突然ドドーーンと激しい痛みが襲ってきました。こ、、これはもしや!陣痛というものか!と、冷静に判断したのもつかの間、どうにもならない痛みに思わず四つんばいになって、母に助けを求めました。
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病院へ
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さっきまでリラックスしてた私の状態とは打って変わって痛みで四つんばいなっている姿にびっくりした母は、すぐにだんなさんに電話して、育良に電話し、タクシーを拾って育良に
向かいました。タクシーの中で、まともに座れずにシートから横向きにずりおちるような状態で座った私に、タクシーの運ちゃんは、「救急車を呼んだ方がよかったんじゃないか」といっていたそうな。
そのぐらいすごい姿勢と形相だったみたいです。家から育良まで、タクシーで5分。
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分娩室へ
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育良に着いて、すぐに内診。子宮口は全開!すぐに分娩室へ直行。 そこからは長嶺助産婦さんがずっとついててくれて、だんなさんは立会いとして分娩室についてきました。すぐ分娩台に乗って横になり、いきんだらあっというまに破水。いきむ度にとても痛くて目をあけてられなくて、長峰さんの言葉を、ボートに書きこんで、そのたびに私を起こして書いたボートを見せるだんなさん。「いきんで!」「楽にして」「もうすぐだよ!!!」目をあけるたびにこの言葉にすごく励まされました。今思えば、痛くて手話なんてとてもみてられなかったかも。お産の痛みというのは、波が打ち寄せて引くような感覚。いきんで休憩して、いきんで休憩して。。。どれくらい時間が流れたのか、だんなさんが、再びボートを見せてくれたときは、
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出産へ
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「ぷにちゃん産まれたよ!!!」 へその緒がつながったまま、羊水でベタベタに ぬれた産まれたばかりのぷにちゃんを抱っこしました。
やっと出会えたぷにちゃん。 この子は、羊水の中を長い時間をかけて旅してきたんだなぁと思ったら、 とてもいとおしく感じました。
心の奥からこみ上げてくる何かがあって、うまく言葉に できない想いでいっぱいいっぱい。 出産時間は、2時間27分という超安産。
足を固定しない、自分の好きなスタイルで出産 に挑めて、取り出した胎盤も見せてくれて(大きなレバーのようだった!)、
産まれたばかりの ぷにちゃんとずっと一緒にいさせてくれて、大満足の お産となりました。 「ぷにちゃんの鳴き声、聞こえた?」
だんなさんと、長嶺さんに聞かれたけれど、 私は聞こえなかった。 けれども、 「とても元気なうぶ声だったよ。」
と、周りの人が、ぷにちゃんのうぶ声を 私の代わりに聞いていてくれました。 長嶺助産婦さんや周りの助産婦さんたち、
そして、だんなさんの協力がなければ、こんなに満足できる お産はなかっただろうと思います。 みんな、本当にどうもありがとうございました!
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