みんなで育てる!子育ての輪
手を取り合って子育てすれば、毎日はもっと楽しくなる!親子のためのサークルや地域活動、レッスンを紹介♪

なかまほいく にーにょ(新座子育てネットワーク)

子どもの預け合い・預かり合いでリフレッシュ!

育児中のお母さん同士が子どもを預け合い、一方は子どもと離れて自分の時間を持ち、もう一方は我が子以外の子どもと過ごすという“なかまほいく にーにょ”の活動。週1回開かれる活動を通じ、「大人同士でゆっくり話ができて、育児のモヤモヤがスッキリ!」「私でも子どもを預かることができるんだと自信が持てました」と、お母さんたちの育児ライフが変化しはじめています。

この活動をはじめたのは、NPO法人新座子育てネットワーク。もともとは1999年、お母さんのための情報誌をつくろうと集まった母仲間で結成されました。子育て当事者である母親だからこその情報発信やサロン運営などを行い、今では子育て支援センターの運営や父親支援事業、親子が集えるフリースペースも開設しています。

“にーにょ”の活動も、お母さんたちの「ちょっと預ける場がほしい」との声を受け、子育て中の母同士の支え合いで解決しようと誕生したものです。

1クール全10回、毎週同じ場所・同じ時間・同じメンバーで開かれるのは、何より子どもが不安にならないようにとの配慮から。12組の親子が6人6人に分かれて、毎回交代で子どもを見合います。最初の3回は親子一緒に遊んで慣らし、4~9回目は預け合いでハンドメイドやテーマトークを楽しみ、最後の1回は皆で遊んで過ごします。

毎回最初の30分間は自己紹介や親子遊びなどで子どもたちの気持ちを落ち着かせ、預け合いの回ではそこから1時間ちょっとの分離の時間が開始。「子どもが泣いたら無理に引き離さない」「子どもに“行ってくるね”と声かけしてから離れる」など、専門家の意見を聞きながら練ったプログラムは完成まで3年かかったのだそう。今ではこの“なかまほいく”のスキームを自治体や他のNPOと共有し、埼玉県内の10地域、そして岩手県大船渡市などでも活動が広がっています。

自己紹介が終わったら、親子で遊んでリラックス♪

自己紹介が終わったら、親子で遊んでリラックス♪

ママ時間には“石鹸づくり”や“手芸”など、子どもと一緒だとできないことに挑戦!

ママ時間には“石鹸づくり”や“手芸”など、子どもと一緒だとできないことに挑戦!


Voice

主宰の新座子育てネットワークの高橋さんと、リーダーママの村田さん

主宰の新座子育てネットワークの高橋さんと、リーダーママの村田さん

[以下、高橋さん談] 
「気軽に子どもを預け合う関係が自然につくりづらい現代で、“なかまほいく”の活動を通してお母さん同士の絆も強くなり、“預かる側”の気持ちが理解できるようになる。これが何よりも良いことだと思っています。

今は保育付きのお教室はたくさんあるけれど、お金を払ってお客様でいるのとは違い、子どもを預け合うことで生まれる“お互いさま”の気持ちは、育児中にこそ味わえる大事な学び。この活動で子どもを預かることに興味を持ったお母さんが、その後ファミリーサポートセンターに登録して預かり役を担っていたり、ここで友だちになった同士がお互いに用事がある時に預け合ったり…。次のステップが生まれていることが嬉しいですね。

“なかまほいく”は、担当の子どもが決まっている訳ではなく、全員で全員の子どもを見合う仕組み。大きな子も小さな子も混ざるので、“あと3ヶ月経ったら、こんなことができるようになるのね”“おもちゃを貸せないのは自分の子だけじゃないんだ…!”と、我が子以外との交流で気づくことがたくさんあるでしょう。

また、基本的にはリーダーママが主導してプログラムを進行し、お母さんたち主体で活動しています。私たちスタッフは足りない部分を補うだけ。至れり尽くせりにやってもらうよりも、自主的に動くことがこんなに楽しいんだということを、伝えていけたらいいですね。」

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DATA

主な活動場所:
新座市内の公民館など

対象者:
0~3歳のお子さんとそのお母さん

定員:10~13組まで

参加費:
1回500円×10回(保険代、講座材料代含む)

開催日:
開催場所によって異なります

参加するには?:
NPO法人新座子育てネットワークのHPにて開催情報をご確認のうえ、お申込みください。(募集時期が決まっていますので、HPや電話で必ず問い合わせしてください)

Webサイト:
http://www.ccn.niiza-ksdt.com/

2014年7月18日更新

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