手を取り合って子育てすれば、毎日はもっと楽しくなる!親子のためのサークルや地域活動、レッスンを紹介♪
ゆる育カフェ@こまじいのうち
世代を越えたご近所ネットワークは、ゆる~く集まれるママの居場所!
子育て中のママから独り暮らしの高齢者、近所の小中学生まで、誰もが気軽に立ち寄れる「本駒込にあるおじいちゃんの家」、略して「こまじいのうち」。
障子・襖・卓袱台と隅々まで懐かしい匂いがする昭和の家屋は、神明西部町会の副会長である秋元さんが所有する空家でした。「壊すのもお金がかかるし、最初は一人暮らしのお年寄りなんかが集まれればいいなと思ってね」と、地域に開放することに。
駒込地区町会連合会が主催し、駒込地域活動センター、文京区社会福祉協議会、地域団体やボランティアが協力し合って、2013年10月1日、誰が来てもよし・出入り自由の“地域の居場所”としてオープン。「学生落語」「脳トレ健康麻雀」「囲碁入門」など盛りだくさんのプログラムが開かれています。
定期的にママたちが集まる“ゆる育カフェ”は毎月第一金曜日に開かれ、近隣の親子がゆる~りと集まります。予約も出欠も話し合うテーマもなし。近所のおばあちゃんが遊びに来ては子どもの相手をしてくれ、時にはおじいちゃんが子どもたちに庭仕事も手伝わせてくれます。田舎のおじいちゃん・おばあちゃんの家に遊びに来たような懐かしさが人気の秘密です。
主宰の工藤さんは「ママたちがフラッと立ち寄れる場所が欲しかった。子育て中の悩みや心配は、実は地域の方々が解決のカギを握っていることがあるんです!」と話します。町会や民生・児童委員さんの出入りもあるので、何かあったときには専門家につなげてくれることも。何より、子どもの年齢が近いママ同士が雑談をするなかで、「これでいいんだ」「みんなそうなんだ」と心が軽くなり、みんなが笑顔で帰っていくそうです。
ママ友はもちろんだけれど、隣近所の“おじちゃん&おばちゃん”ネットワークも、実は育児の心強い味方。「こまじいのうち」は気負いなく、とっても自然に、その幅広いコミュニティをサポートしています。
「入るよ~」と遠慮なくカラカラと扉を開けたくなる不思議な懐かしさ「こまじいのうち」。
月1回のゆる育カフェには平均5~6組の親子が参加し、保育園や小児科の情報などを共有し合う。
左から「こまじいのいえ」オーナーの秋元さん、ゆる育カフェ主宰の工藤さん親子、社会福祉協議会の小幡さん。
[以下、工藤さん談]
私が結婚した当時、大阪で2人の子どもが虐待死してしまったニュースが世間を賑わせていました。その時は何気なく「可愛そうに…」と感じていましたが、いざ自分に子どもができてみたら子育てが生易しいものじゃないことを痛感。子どもが生まれる前と後のギャップに自分でも驚きました。
母業は24時間365日フル稼働。夫は仕事に接待にと自由に過ごしているのに、自分は週末に1時間出掛けるのも夫の予定を聞いて、準備万端にしなきゃいけない。「これでは世のお母さんたちが独りぼっちで育児をしたら潰れてしまう、お互い助けられるような環境をつくらなければ」と心底思いましたね。
最初は虐待の勉強会なども実施していましたが、お母さんたちが求めているのはもっと“ゆる~く・のんびり”と語り合えるあたたかな場所。そこで「こまじいのうち」をお借りして、自由に立ち寄れるママのための居場所づくりをはじめました。
集まるのはママだけでなく、近隣の方々や社会福祉協議会のスタッフ、東洋大学のボランティア学生たちなど様々。色々な世代の人たちとの交流は子どもにとっても豊かな経験になり、何より皆さんに可愛がってもらえて子どもは幸せ。先日はお花見と称して、みんなで近所の公園にピクニックにも行きました。
子育ての情報は雑誌やインターネットからいくらでも取りだせるけれど、振り回されてしまうことも多いはず。実はもっと身近に、もっと役立つサポートがあることを、ママさんたちに知ってほしいと思います。
PR
主な活動場所:
「こまじいのうち」文京区本駒込5-11-4 電話:070-6998-5114
対象者:
基本的にどなたでも参加可能。「ゆる育カフェ」は主に子連れのママ&パパが対象。
定員:特になし
参加費:
1組200円。他のプログラムは100~300円。
開催日:
「ゆる育カフェ」毎月第一金曜日 13:00~15:00
(ほぼ毎日開催のカフェこまは火曜~金曜の10時~15時。
他のプログラムはイベント告知を参照)
参加するには?:
開催日に直接「こまじいのうち」にお越しください。
Webサイト:
https://www.facebook.com/komajii
2014年5月9日更新